地面,作りませんか?①

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お久しぶりです、スタッフHです。ここ2,3か月ほど作品の締め切りに追われておりましてブログから離れておりました。今回はKATOの新製品に誘われて久々のジオラマ系の話題です。
鉄道模型に携わる者としてジオラマに線路がない訳がなかろう!ということでまず線路を敷設します。(話題のKATOの新製品の話はまた次回…) 
ここ十年くらいでしょうか、道床付きのレールが充実しフレキシブルレールの需要が後退しました。それに伴いバラストをきれいに撒ける方がどんどん少なくなってきているような気がします…。
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さて、ふけってないで作ります。今回使用するのは〇イソーのコレクションケース大です。クリアカバーで保管楽々、小型モジュールのベースにはうってつけだと思います。
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線路の位置を決めます。(今回はわかりやすいように1/80スケールです、レールは篠原) 幹線などは基本の複線間隔が決まっているのでそれを参考に置くと良い感じになります。固定方法ですが、直線の場合は両面テープで十分だと思います。曲線やそのカントの表現をする場合は釘打ち必須です。ちなみに今回は車庫をイメージしているので道床表現は無しですが、道床が必要な場合はコルク道床を敷きましょう。
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位置が決まったら構造物を作ります。僕は車庫をイメージしながら犬走と架線柱(の土台)を設置。犬走はタミヤのプラバンセットから適当に切り出してぺっぺと貼り付けてあります。わりと場当たり的ですがそもそも本物も場当たり的なので笑
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バラストを撒きました。使用したのはポポンデッタのオリジナル商品のバラスト。Nは粒形S、16番はMが妥当でしょう。粗方撒いたらベースを前後左右に揺らして枕木の天面からバラストを落とします。
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適当にガサガサっと揺らしてこんな状態。これでも天面にしぶとく残った厄介くんはピンセットで取るか筆で払い落としてやります。しかし本物のバラストと同じ原料なだけあって質感はそのものです。
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ここでワンポイント、固着液の流し方。雑誌や個人のサイトではボンド水溶液に中性製剤を2,3滴混ぜて張力を減らし染み込みやすく…………..なりますけどあれではうまく出来ません。表面張力を消しきれず、うまく染み込んだように見えて中に空隙が出来ることが多々あります。作例でしれっと草が植えてあるのはその修正だとかなんとか、という話を聞いたことがあります。再度バラストで埋め直すのも苦労します。
そこで、固着液とは別に水道水+中性洗剤の液体を用意し、霧吹きで上方から噴霧
します。これでバラストを一寸たりも乱さず湿らせることが出来ます。
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湿らせたら固着液を流します。僕がいつも使っているのは〇イソ―の水性ニスクリア。調製一切不要で、ボトルの中に中性洗剤を2,3滴落として混ぜたら固着液の出来上がり。広島の誇る企業さまさまです。
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固まったら色を付けます。(クリアニスを使うと乾燥後本来のバラストより少し暗めの色になります。) 僕はピカピカよりは古びた感じが好きなので汚しちゃいます。例えば、クリアニスとブラウンのニスを混ぜて固着させた場合、ベースとして茶色い表現が出来ます。今回はタミヤのウェザリングマスターとスプレー(もしくはエアブラシ)を使用しました。
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イメージは1970年代…なのでモノクロ風に。背景はカッターマットとトミックスのコントローラ…。それでも車両が生き生きしてくるのが不思議ですね。次回はいよいよここに草を撒きます。お楽しみに!

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