お久しぶりです、スタッフHです。今回はKATOの水素材(さざ波、大波小波)を使ってミニジオラマを製作しましたのでご紹介したいと思います。正規の使い方ではありませんが、「囲えない場所での水の表現法」として有用ではないかと思います。
KATOのガーダー橋を用意します。今回は橋脚1本で支えるのでジョイント部を中央に持ってくる必要があります。レールとジョイナーを引き抜き、シモムラアレックのレザーソーでカットします。
(レザーソー取り扱いしています)
サクッと切断、レールを戻して体裁を整えます。(若干切断角度をミスしたのはヒミツ)
橋脚もそのままの高さだと車両がカバー内に収まらず、下から1.5段分No.541おところで切断しました。
さらに、コンクリート感を出すためにクレオスのサフ1500を吹きました。右の製品状態と比べると歴然の差です。コンクリートの質感をお手軽に再現できるのでオススメです。(取り扱いしています)
橋脚をGクリヤーでベースに固定、下地を作っていきます。今回も情景テクスチャーペイント(ライトサンド)を使用します。前回の製作記事の後、情景テクスチャーペイントがポンポンと売れており驚きです。好評につきコンクリート調を2種新たに入荷しました。
さらに砂底の質感を出すためにモーリンのクラフトサンドAF-25を使用しました。
(モーリン製品の取り扱い開始しました!川、地面、ジオラマの基礎工事のお手伝い致します!!)
全体に撒き終えました。このままでも砂川や河口付近としてピッタリです。広島の方!太田川放水路に見えませんか!!
今回は中流域がモデルなのでモーリンのRストーンNo.541川石(渓谷用)小を使用します。わりとごつごつとしています。大きい石も置きたいところでしたが入荷早々にお客様の元へ。需要があるならばもう少し入れておくべきだった!(苦笑)
固定にはKATO(ウッドランドシーニックス社製)のシーニックセメントを使用しました。KATOの担当者さんからは「新しいボンド水のようで、乾燥後は艶消し」と聞いており、使ってみたいと思っていました。使ってみて驚き、とんでもない浸透性でした、革命的。ただし石ころの固定には向いていないようです。草や土などに最適かと思います。(本品、関連でスプレータイプも取り扱いしております。)
十分乾燥させたら水の表現をします。このままの川底ではそっけないので川草を表現してみようと思います。
さざ波に水底カラーのモスグリーンを混ぜて…
筆でちょんちょんと落として生やしてみました。(生やしすぎた?)
次にサラのさざ波を塗って厚み(水深)を出します。(背景には大波小波がありますがさざ波です。)
大波小波を塗って流れを表現しました。
最後に白波カラーを塗ってしぶきを入れました。
乾くと薄くなるので少し濃いめに。
完成!
いかがでしょうか。清流すぎるのではないかとスタッフからご指摘を頂戴しました(笑)。マーキーを少々加えると良いのかもしれませんね。次回への糧にします。
以上製作の様子をご紹介いたしました。店頭に展示しておりますのでぜひご覧ください。
水の情景、みなさまもいかがでしょうか?