おひさしぶりです、スタッフHです。販促用のミニジオラマが完成しましたので、手順と使用した材料を紹介したいと思います。
今回は電車区を作るので、枕木間隔を変えねばなりません。KATOのフレキシブルレールからレールを引き抜き、枕木パーツをひとつひとつ切り離していきます。上部に見える両面テープは仮止め用です。
続いて、スケールを当てながら枕木を置いていきます。今回は枕木間隔を5㎜(製品)→7㎜に変更しました。ひたすら7の段の掛け算を唱えながらの作業です。画像では説明用にレールを差し込んでいますが、全て置き終えてからの方がオススメです。
線路を敷き終えたら、コンクリート部分(いわゆる基礎部分)を作ります。レールの両端はバラストの流出を防ぐために囲いをしますが、今回はKATOの側溝を使用しました。これで違和感が出ません。
建物の基礎部分は厚紙を切り出しました。
基本的な構造が完成しました。建物はKATOの機関区施設セットの一部とジオコレ給炭台・給水塔から持ってきました。もう少し大きなベースでしたらTOMIXの詰所なども良いかもしれません。(天神川のクモヤ付近のイメージ)

バラストを撒きます。今回はポポンデッタブランドの会津バラストSとKATOのバラスト(茶色)を混ぜて使用しました。バラストを撒くときはBB弾の容器に入れて混合・散布するのがオススメです。慣れると量がコントロール出来るようになります。
撒き終えました。枕木の上に出来るだけバラストがのらないように気をつけます。
今回も固定はKATOのバラスト糊です。スッと染み込み崩れない、ボンド水になんてもう戻れない…..。
地面は低い所から。今回はタミヤの情景テクスチャーペイント(土、ブラウン)を使用しました。関東のバスコレモジュールモデラーさんから激押しされたのでお店に入れてみました。(もちろん販促のためにも私自身も購入)
空き地部分が寂しかったので百葉箱を置いてみました。現代ならアメダスなんでしょうか。
塗ってみました…しかしここで痛恨のミス! あまりにも感動しすぎて素の状態を撮り忘れる始末。しかしこれはスゴイです、筆で塗るだけで土になります。スタッフ一同+お客様、感動。初回入荷数はこの時点で売り切れてしましました。(既に発注しましたので数日後には届きます、ご安心ください)
反対側から。土!!
草表現はおなじみのKATOの草はら。ブレンドを撒いた上にブレンド+萌黄のオリジナルブレンドを撒いてみました。
申し訳程度ですが素はこんな感じです。サンプルは店頭に展示しますのでぜひお手にとってみてください。
建物部分のコンクリートを再現します。まずは下地にポポンデッタブランドのダークグレー。
乾燥したら同系列商品のライトグレーを水おおめに溶き、ドライブラシの要領で塗布します。(筆より向こう側が施工済)
終わりました。左右で色が違う気がしますが気にせずこのまま進めます。
側溝はお好みの色調で塗ってください。私はライトグレーにしました。
建物を設置します。塗装後の接着はゴム系接着剤がキホン、今回はGクリヤーを使用しました。
横着せずに一回一回爪楊枝に取って丁寧に塗りましょう。万が一はみ出た時はユニクリーナーを含ませた綿棒で擦ると取れます。
置きました。電柱は手元にあったものを使用。正直建物にマッチすればなんでもOKだと思います。
人でも置いてみましょう、という事でザ・人間コレクションからご登場いただきました。
それでも寂しかったので架線柱や街灯を設置しました。
車両が動かないジオラマでは時が流れないといいますので、人間で動きを出してみました。手前には誘導員さんと乗り継ぎの運転手さん(?)、軒下にはいかにも夜勤明けの人々が。
最後のひと手間を忘れていました。TOMIXのペイントマーカーを使用してレールの側面を着色。輝きが抑えられ、ジオラマの中に落ち着きが生まれます。
完成!!
この雰囲気に似合う電車…ということでクモヤ90000にご登場いただきました。ちゃっかり乗務員室には人影が。
裏では談笑する工場の方々が…。
全景です。記事ではあっさりとしか触れられないことも多いので、詳しくはスタッフHまで。
スタッフも感動!タミヤ「情景テクスチャーペイント」はブラウン・ライトサンド・ダークアースの3種を店頭にご用意しております。サンプルは内容物を筆で塗っただけ!ぜひご覧ください。
担当:スタッフH